親しみやすさ(E1)
温度と人数は別の質問です。見ているのは、相手に打ち解ける速さと、部屋に何人いてほしいかの違いです。435組の中でこの二つより近い組は一つしかなく、0.75で並びます。それでも両側にほどけます。一対一なら温かいのに集まりは避ける人、毎週の会に必ずいるのに誰も内側へ入れない人。平均も34.98点と30.62点で別です。
ビッグファイブでこの尺度が数えるのは、人と一緒にいたい量です。項目が尋ねるのは、人の多い場所へ自分から足が向くか、集まりに顔を出すのが楽しみか、にぎやかな側と静かな側のどちらに身を置きたいか。相手をどれだけ好ましく思うかは、一つも聞いていません。
この尺度は外向性のちょうど真ん中に座っています。因子の合計とは0.86で並び、自分の分を抜いた因子とも0.75。どちらも6つの中で一番で、30のファセット全体でも三番目です。0.5を超える相手はすべて外向性の内側にあり、外へ出ていく線は一本もありません。
点数が言うのは、その日の気分ではなく普段の量です。静かな一週間のあとは人恋しくなり、長い集まりのあとは静けさが欲しくなります。この尺度が探すのは、そのあと戻る位置です。位置は年をまたいでも大きくは動きませんが、一生の幅では、30のファセットの中で動くほうに入ります。
研究でこの領域に付く名前はGregariousness、日本語では社交性や群居性と訳されます。10の文の出どころは、ゴールドバーグが公開の場にそろえたIPIPの項目群で、版はジョンソンが出したものです。
人数の尺度は、隣に立つものと入れ替わりやすい尺度でもあります。入れ替えると点数の意味そのものが変わる相手が三つあり、どれとも数字で線が引けます。
温度と人数は別の質問です。見ているのは、相手に打ち解ける速さと、部屋に何人いてほしいかの違いです。435組の中でこの二つより近い組は一つしかなく、0.75で並びます。それでも両側にほどけます。一対一なら温かいのに集まりは避ける人、毎週の会に必ずいるのに誰も内側へ入れない人。平均も34.98点と30.62点で別です。
この尺度は因子の代役に一番近く、だから因子全体と取り違えられます。外向性の合計とは0.86で動き、6つの中で最も近いのは確かです。それでも0.86には余りが残ります。会議を仕切り、動きの速い人が、因子では平均より上、ここでは平均より下ということは起こります。結果ページで外向性の高い側に付く見出しも同じ言葉ですが、あちらは因子全体の呼び名です。
外向的な人は人といると充電され、内向的な人は減っていく。よく聞く話ですが、当てはまるのは上の端だけです。項目が尋ねるのは何を望むかだけで、それにいくら払ったかは一度も聞きません。くたくたで帰った人が、その時間を全部望んでいたということは起こります。ここに体力や人付き合いの上手さの目盛りはありません。
尺度の一方の端は多くの人を求め、もう一方は少ない人を求めます。どちらが社交的かという話ではありません。動くのは、人が増えても何も足さなくなる人数のほうです。
人のいるほうへ出ていき、数が多いほど夜はうまく回ります。用意はいりません。にぎやかであること自体が用件です。請求されるのは薄さで、少しだけ知っている人が何十人といて、深く知っている人は数えるほど、ということになりがちです。
人の輪の中にいるほど元気になる。誘いがあれば行くし、なければ自分で作る。予定のない週末が続くと、かえって元気がなくなる。
人といる時間は少人数でこそ良く、ある人数を超えると良さが止まります。追いかけられる一つの会話は、回り続けなければならない部屋に勝ちます。嫌いなわけではなく、そこにいる数人にそのぶん多くが渡ります。払うのは、行かなかった部屋のほうです。
大人数より、少人数か一人。にぎやかな場は楽しめても確実に消耗し、帰り道の静けさでようやく息がつける。
真ん中の四割がいるのは、人の多さが平気で、しかし限りがある位置です。出かければ楽しく、どこかで部屋が音に変わります。人付き合いは生活の良い一部で、燃料でも通行料でもありません。
低い・平均・高いの三つの帯は、ジョンソンが使う30/40/30というパーセンタイルの分け方に沿っています。この尺度が数えるのは人と一緒にいたい量で、人付き合いの上手さではありません。相手への温かさは一つ隣で別に測られます。
素点は10の答えを足したものなので、10点から50点のあいだに収まります。下の曲線のもとは、長い版を最後まで終えた135,947件のプロフィールです。散らばりは外向性で最も広く、標準偏差は8.78。30のファセット全体でも三番目の広さです。
| パーセンタイル | 素点 |
|---|---|
| 10 | 19 |
| 25 | 25 |
| 50 | 32 |
| 75 | 38 |
| 90 | 42 |
男性の半分は24点から37点、女性の半分は25点から38点に落ち、中央は男性で30点、女性で32点です。だから同じ素点30点でも、男性なら50パーセンタイル、女性なら43パーセンタイル。比べる相手は、同じ性別と年代でこの診断を終えた人たちです。
性別の開きはこの尺度では平凡です。目を引くのは年齢のほうで、このページがある理由もそこにあります。
女性の平均は31.25点、男性は29.75点。1.5点の差は四十点幅では小さく、30の尺度の中では16番目です。働いているのは年齢のほうで、下がり方はテスト全体で三番目、刺激希求性と落ち込みやすさに次ぎます。男性は21歳未満の30.83点から60歳超の27.70点へ、女性は32.89点から27.91点へ。若い層で2.1点あった男女差は、いちばん上の層では0.2点まで縮みます。
外向性は6つの欲求に一つの数字を返しますが、合計にこれほど寄り添うものはありません。内側で最も近いのは親しみやすさの0.75で、435組の中で二番目に近い組です。続くのが陽気さの0.54、刺激希求性の0.54、自己主張の0.50で、活動性は0.28まで離れます。外へ出る最も強い一本は人目への意識へ下り、マイナス0.49です。
職場でこの点数が触るのは、仕事そのものより周りの行き来です。高い人は三つの部署に知り合いがいて、知らせは公になる前に届きます。代金は閉じた一時間で、一人でやる仕事が、人のいる廊下と席を取り合います。低い点数はその一時間を取り戻し、見えやすさで払います。面白い仕事が配られる会話は、人の集まる場所で起きるからです。
人付き合いでは、差が質ではなく形に出ます。高い人は広い輪を動かし続け、近くにいる人は、思い出せない名前で埋まった予定表を眺めます。低い人は小さな輪を回すので、一つの友情に渡る時間は長くなります。代わりに、その輪が縮んでいたことに気づくのが遅れます。
ここでの伸びは、欲求そのものを増やすことではめったにありません。上の端の仕事は深さです。一人と続けている約束は、忙しい季節をまたぐと、二十のゆるい約束より長く残ります。下の端の仕事は社交ではなく露出です。機会はよく知らない人を通って運ばれてくるからです。
この量が人によって違う理由を分けると、双生児や家族の研究はどれも似た比率に落ち着きます。受け継いだ分がおよそ半分、残りの多くは、同じ家で育ったきょうだいでも分け合わなかった出来事のほうです。扉は閉まっていませんが、部屋は重い。人と並べたときの順位は十年を置いても保たれ、動くものは段階で動きます。
そのうえでこの尺度は、目に見えて下がる数少ない一つです。いちばん若い群からいちばん上の群へ、男性で3点ほど、女性で5点ほど落ち、30のファセットの中で三番目に大きい下がり方になります。同じ外向性の中で、親しみやすさは逆に1点ほど増えます。人数への食欲は薄れ、人への好意は残る形です。ただしこの線は同じ人を追った記録ではなく、年齢の違う人たちを並べた集団の形です。
300項目版はこのファセットに10の文を当て、120項目版は4つです。10のうち5つ、短い版では4つのうち2つが逆向きに書かれ、そこで賛成を選ぶと点数は下がります。答えは1点から5点、逆向きの項目は向きを戻して足し、合計を性別と年代の基準表に当ててパーセンタイルにします。内的一貫性は300項目版で0.890、120項目版で0.796です。
アルファは同じ尺度の項目がどれだけ揃っているかを示します。研究では0.70以上が安定とされます。この数値はジョンソンの公開データから自分たちで計算したので、公表値と照らし合わせられます。
10の文そのものは載せていません。何を探している尺度かが先に分かると、人は普段の自分からずれた答えを返します。文に会うのは診断を始めたあとです。
ほかの人と比べて、自分はどれくらい人の多さを求めるほうだと思いますか。目盛りを先に置いてから診断に進み、あとで二つを見比べてください。
0はこの診断を受けたほとんどの人より低い、100はほとんどの人より高い、という意味です。
これは予想であって、測定ではありません。診断は、回答を実際の人の基準データと比べます。
人と一緒にいたい量、それも人数のことです。集まりや人の多い部屋へ引かれる強さを測っていて、温かさも、人の扱いの上手さも見ていません。日常の日本語で社交的というと、話が上手で愛想のよい人まで含みますが、ここでの意味はもっと狭く、地味です。口下手でも高く出ます。
違います。人見知りが乗っているのは神経症傾向の人目への意識で、人と関わりたいのに最初の一歩が重い形です。この尺度とはマイナス0.49で引き合いますが、それでも普通の場合が残ります。人の多い場所でも平気で、ただ別の場所にいたいだけの人です。
平均は50点満点で30.62点、真ん中の半分はおよそ24点から38点に入ります。低い・平均・高いの切れ目は30パーセンタイルと70パーセンタイルにあります。どちらの端が良い点数ということはなく、役に立つのは、ほかの29との組み合わせのほうです。
30のファセットの中で三番目に急な下がり方で、上にいるのは刺激希求性と落ち込みやすさだけです。いちばん若い区画から上の区画へ、男性は3点ほど、女性は5点ほど失います。同じ外向性の中で親しみやすさは1点ほど増えるので、人から離れていくというより、一度に会う人数が減っていく形に見えます。いちばん上の区画は性別ごとに約250人なので、端は目安です。
少しあります。女性の平均は31.25点、男性は29.75点で、四十点幅の1.5点。30の尺度の中では16番目の大きさです。同じ性別の二人が、これより大きく離れているのは普通のことです。差は年齢とともに縮み、21歳未満の2.1点から、60歳超では0.2点になります。
ジョンソンが公開したデータで内的一貫性を測ると、10項目版は0.890、4項目版は0.796でした。長いほうは30のファセットの中で五番目に高く、外向性の頂点で親しみやすさと並びます。4項目版は正確さを少し渡して、そのぶん時間を受け取ります。